小児からはじめる歯列育形成

小児矯正

一般的な歯に着ける矯正装置は、不正な咬み合わせや悪くなってしまった歯並びを改善するという発想から始まっています。ですから開始年齢は高めです。歯列育形成はこれと異なり、低年齢の頃から始めます。

歯列育形成の目的は、乳歯列の形を整え、咬み合わせを正しくして、顎の形が正しく発育するように誘導するというのが基本的な考えです。わかりやすくいえば、歯列育形成は、正しく歯が並ぶように顎の成長を促進する治療法ということができます。

歯列育形成で使用する装置

歯列育形成で使用する装置歯列育形成で使用する装置は、一般的な矯正装置のようにワイヤーで歯を動かすのではなく、顎の成長を促すためのプレート(床)と呼ばれる装置をお口の中に装着します。入れ歯に似た形をしていて、装置の真ん中のネジを回すことで顎を拡げていきます。痛みがないように少しずつ拡げて、歯を動かしていきますのでご安心ください。

歯列育形成を始めるには、理論的には年齢が低ければ低いほど、効果があるといえます。なぜなら、年齢が低いほど骨の発育に変化を与えやすいためです。しかし実際は、5歳頃に始める方が多いといえます。そうすれば、顔の下半分をより美しく発育させることができます。遅い場合には、永久歯が生え始めの頃から行うこともあります。

小児矯正に使用する様々な矯正装置

固定式拡大装置(クワドヘリックス・バイへリックス)固定式拡大装置
歯列の拡大に使用する固定式の矯正装置のひとつです。W型に屈曲したワイヤーを、歯列の内側に固定します。歯列よりも幅を広く調整して、圧縮した状態で歯列に装着することにで拡大していきます。クワドヘリックスでは、W型の角部分を円形ループにすることで、矯正力が弱く持続的にかかるように設計しています。ループ部分が2つのタイプをバイヘリックスといいます。

ムーシールドムーシールド
ムーシールドを使用することで、乳歯列期の3歳程度から、受け口の治療を開始できます。お口の中に入れて、舌や口の周りの筋肉のバランスを整える取り外し式のマウスピース矯正装置で、就寝時のみの使用で治療効果を期待することができます。早期から治療を開始できることで、顎の骨を切る外科手術を併用する歯列矯正を回避できる可能性が高くなります。

ヘッドギアヘッドギア
上顎の成長を抑制する矯正装置。上顎の奥歯に固定した装置と、フェイスボウという太いワイヤーでできた装置をつなぎ、フェイスボウを頭部に装着したヘッドキャップに取り付けます。頭部を固定源としてゴムの力で上顎を後方に引っ張り、上顎の骨の成長を抑制させたり、歯並び全体を後退させたりします。

フェイシャルマスクフェイシャルマスク
上顎の成長を促す矯正装置。額と顎に装置を取り付けて下顎を動かすと、ワイヤーにつないだゴムが口の中の矯正装置を引っ張って、上顎を前方に押し出します。下顎の動きによって上顎の成長を促し、上下顎のバランスを整えます。

バイオネーターバイオネーター
下顎の成長を促す矯正装置です。ワイヤーとプラスチック床でできている装置で、口の中のプラスチック床の真ん中に取り付けられた拡大ネジで装置の幅を調整し、筋肉の力を利用して下顎の成長を促します。前方への成長促進が主な目的ですが、横方向への拡大にも効果があります。

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